今回は、1984年リリースのアイアンメイデンの5thアルバム、「Powerslave」についてです。
アイアンメイデンと言えば、世界で最も著名なHR/HMバンドの一つとして知られてますね。1980年代初頭にイギリスで発生した「NWOBHM」(New Wave Of British Heavy Metal) の代表格として地位を確立しております。僕も大好きなメタルバンドのうちの一つです。
本作のメンバーは、スティーブ・ハリス(Ba.)、ブルース・ディッキンソン(Vo.)、デイヴ・マーレイ(Gt.)、エイドリアン・スミス(Gt.)、ニコ・マクブレイン(Dr.) です。
やはり、スティーブ・ハリスのイメージが強いバンドですよね。僕はもともとベースをやっていたので、いろいろなランキングや雑誌、シグネイチャモデルなどで見かけたことがありましたが最近までプレイスタイルや楽曲を知りませんでした。実際に聴いてみると存在感がもの凄い…。低い位置に構えて人差し指と中指を叩きつけるようなアタック感のあるパーカッシブな音をプレべで奏でております。(※ジャズべとプレべの違い)
一度真似してみたいなと思ったこともありますが、僕が真似したところでなりきれていない模倣しただけのしょぼいベースになってしまいそうなのでやめておきます。
ハードロックとかヘビーメタルって途中で退屈になったり、聴き飽きてしまうこともあるんですけど、アイアンメイデンに限って言えばそんなことはありません。それもスティーブ・ハリスのベースプレイとキャッチャーなメロディのお陰ではないかと感じました。
スティーブ・ハリス並みにベースの主張が激しいバンドがあればどなたか教えてください。
それでは曲紹介に移ります。
収録曲
# | タイトル |
---|---|
1 | Aces High |
2 | 2 Minutes To Midnight |
3 | Losfer Words |
4 | Flash Of The Blade |
5 | The Duelists |
6 | Back In The Village |
7 | Powerslave |
8 | Rime Of The Ancient Mariner |
レビュー
#1、ギターのリフから始まるオープニングナンバー。0:25~アクセル全開。ベースがアンサンブルを牽引してますね(こういう役割を持ったベーシストになりたかった。)。文句なしのアイアンメイデンを代表する必聴曲です。ギターソロももちろん文句なしですが、ソロ後の2:37~が個人的に好きです。バンドで合わせたら気持ちいいんだろうな。
★★★★★
#2、こちらも文句なしの必聴ナンバー。アイアンメイデンを象徴するような楽曲です。もうのっけから心地よい。比喩ではなく本当にずっと聴いていられます。03:45~は小休止というか、哀愁漂うメロディに酔いしれそう。#1と合わせて必聴曲ですね。
★★★★★
#3、三連符の構成が癖になります。00:52からのギターの爽快な空を裂くようなフレーズに鳥肌が止まらない。01:42からの三連符も堪りません…。本当に終始かっこいい。
★★★★☆
#4、イントロの緊張感あるフレーズで始まります。サビは一転してキャッチャーでつい口ずさみたくなる。ギターソロはちょっとクラシカル。02:18~は溜めの効いた味のあるフレーズ。
★★★★☆
#6、疾走感がいいですね。めちゃくちゃ速い。ギターソロはこのアルバムの中で一番好きかも。何で聴いていてこんなに気持ちいいんだろう。
★★★★☆
#7、表題曲ですね。こちらも相変わらずリフが素晴らしい。ところどころアルバムジャケットを連想するようなエジプトの情景が浮かんできます。03:00~は砂漠の蜃気楼でも見ているかのような陶酔感。
★★★★☆
評価
SS 96点!文句なしの名盤!
全体的に文句なしの出来ですが#1と#2で完全にやられました。
共通して言えるのはやはりベースの存在感、ギターソロ、リフのザクザク感が
堪らないといったところでしょうか。
他のバンドと比較すると音が軽いといわれることもあるみたいですが、文句ありませんね。
コメント