今回はラルクの1stアルバム「DUNE」のご紹介です。
全体的にラルクの作品としては一番ゴシックでダークな仕上がりとなっておりますが…
入門向けではありません。一通り他のアルバムを聴いた上で聴いてもらえると良さがより一層伝わると思います。
メンバーは、hyde(Vo.)、ken(Gt.)、tetsuya(Ba.)、sakura(Dr.)
インディーズとは思えない完成度で、芸術性や世界観が既に完成されています。
ベースがとにかく印象的。ベースの音がわからない方へ勧めたい一枚ですね。
収録曲
# | タイトル |
---|---|
1 | Shutting from the sky |
2 | Voice |
3 | Taste of love |
4 | Entichers |
5 | Floods of tears |
6 | Dune |
7 | Be destined |
8 | 追憶の情景 |
9 | As if in a dream |
10 | 失われた眺め |
レビュー
#2、今でもライブで演奏される定番ナンバー。ken作曲では一番完成度が高いと思います。アコギのバッキングが心地よい。このアルバムの中ではキャッチャーで比較的明るい楽曲です。hydeの透き通るような歌唱が魅力的ですね。ギターソロもメロディアス。ソロ明けのアルペジオも幻想的で美しいです。ポイントは「目の前の扉は開かれて 少しの未来を見せている」の歌詞ではないでしょうか。まさにラルクの歴史の幕開けを象徴するようなナンバーです。
★★★★★
#3、ぶりぶりしたベースが特徴的。現在ライブで披露されることはありませんが、今のラルクで演奏したらどうなるかも気になるところ。歌詞も特徴的ですよね。ベースを始めた当時、この曲のイントロをひたすら弾いていたのを思い出しました。空間系エフェクターを駆使したギターソロも聴きどころ。ダークで妖艶な雰囲気もすごく出てます。HR/HMファンは割と好きな方多いのでは?
★★★☆☆
#5、比較的明るめのナンバー。シングルバージョンの方がダークで好きです。ベースがスライドなどを駆使してひたすらうねる。その上を装飾するかのようにギターのクリーンサウンドが重なります。ベースソロからのギターソロは圧巻。明るいですが神秘的でどこかダーク。
★★★★☆
#6、アルバムのタイトルナンバー。キャッチャーでポップな曲調だが、どこか悲しげ。with duneの台詞とともにガラスの割れる音で幕開け。#5と同様、うねるベースラインに重なるギターのクリーンサウンドの雰囲気が何とも言えない。ライブでも盛り上がるナンバーですね。歌詞を見る限り、「二人」が主人公ですが、「月に照らされ 崩れゆく」、と終わってますが悲しい結末だったのでしょうか。
ところでラルクと言えばミリオンセラーの人気曲よりもこういうダークなちょっと難解な?曲の方が好きなんですけど、一般リスナーからしたらどのように映ってるんでしょう? ライブで聞いたら人気曲と同様に盛り上がれるんでしょうか? 個人的なちょっとした疑問でした。
★★★★★
#9、ラルクの最高傑作のうちの一つ。GLAYのTAKUROが絶賛したとのことです。イントロから既に幻想的で美しい。ドラムが入るところで一気に引き込まれます。hyde自身、この曲を超える曲はないと過去に発言しています。メンバーの発言通り、夜中の高速道路を走りながら聴くととても雰囲気が出そうですね! Bメロのアルペジオがこの曲の浮遊感を構成しているように感じます。ギターソロの終盤では6連スウィープを多用してますが、kenが80‘sHRに影響を受けていたことがよくわかりますね。
★★★★★
評価
A 85点!
ラルクで一番好きなアルバムはと聞かれたら真っ先にDUNEをあげます。
やはりこの雰囲気や世界観は初期ラルクにしか出せないと思います。
インディーズだから自由度も高くかなりロック!
ベーシストの僕としては、ベースラインも最高ですね!
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