ピンクフロイドの 1stアルバム「 The Piper at the Gates of Dawn(邦題:夜明けの口笛吹)」についてのご紹介です。
1967年発表のデビュー作品ですね。プログレッシブロックというよりかは、サイケデリック風味が強い作品です。この作品をピンクフロイドの最高傑作に上げる人は割と多いかも? 僕も最高傑作の一つだと思ってます。
メンバーは、シド・バレット(Vo.Gt)、ニック・メイスン(Dr.)、ロジャー・ウォーターズ(Ba.)、リチャード・ライト(Key.)。
デヴィッド・ギルモアはまだ参加しておりません。
後のプログレッシブロックの作品とはかけ離れておりますが、コアなファン層に非常に人気の高い作品。プログレッシブロックを期待して聴くと跳ね返されます。シド・バレットが天才だと実感させられる、そんなアルバムです。ちなみにアルバム・タイトルは、児童作品『たのしい川べ』に登場するギリシア神話のパーン神になぞらえてつけたものとのこと。
収録曲
# | タイトル |
---|---|
1 | Astronomy Domine |
2 | Lucifer Sam |
3 | Matilda Mother |
4 | Flaming |
5 | Pow R. Toc H. |
6 | Take Up Thy Stethoscope And Walk |
7 | Interstellar Overdrive |
8 | The Gnome |
9 | Chapter 24 |
10 | Scarecrow |
11 | Bike |
レビュー
#1、邦題は「天の支配」。うーーん、スペーシーでサイケデリック…。まず、歌詞に着目してみると、ライム、青、緑、などなど、色に関する要素が詰め込まれてます。シド・バレットはもともと美大出身で絵画を専攻しておりました。芸術家としての視点が見受けられます。その後は、惑星の歌詞が現れます。邦題の「天の支配」にふさわしい歌詞と雰囲気。宇宙人と交信できそう。下の画像はフリー素材なんですけど、大宇宙をふわふわ漂いながら聴いてみたいなと。
★★★★★
#2、ギターがいい味出してる。シドらしいと言えばらしい。シドが飼っていたシャムネコのことらしいです。
★★★★☆
#5、ぶん!ちーちー!! ぶん!ちーちー!! ぶん!ちーちー!! ぶん!ちーちー!!
ぶん!ちーちー!!(アイアイ!!) ぶん!ちーちー!!(アイアイ!!) ぶん!ちーちー!!(アイアイ!!) ぶん!ちーちー!!(アイアイ!!)
フォゥフォ~~ トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!) トイトイ!!(裏声)(アイアイ!!)
はい、大好きです。このアルバムの核となる楽曲だと思ってます。
★★★★★
#6、いやー、難しい。難しいんだけどなんか癖になる。終盤楽器が狂っていてまさに狂気。言葉にできない強烈な何かをもの凄く感じます。
★★★★☆
#7、サイケ臭すさまじい。ギターの雰囲気や混沌とした構成に一気に引き込まれます。このアルバムの中では一番好きかも。
★★★★★
#11、愉快な歌メロから始まります。02:00ぐらいから展開が変わりますが、ちょっと怖い。どういう状況なんだろう。カエルみたいな、ガチョウみたいなのが最後にグワッグワいって終わります。
★★★☆☆
評価
S 90点! 名盤!
名盤で完成度は素晴らしいと思えるんだけど、攻撃力の高い印象的な曲がない。
いや、ほんと全体的にはすごいんだけど。まあ、十分名盤です。
好みの問題になるのかなあ。いや、悪くはないんですよ?
実験的で面白いです。
左右のchのずれがフワフワしていて浮遊感が癖になります。
サイケデリックな曲が聴きたくなったらこのアルバムに戻ってきてしまいますね。
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